デビル西岡が遺した、アンダーグラウンドの鼓動そのもののフリーペーパー。『cyxborg magazine|Deadman Never Die』は、生前の“デビル西岡”によって編集・発行された、伝説的フリーペーパーである。彼の死後、「Deadman Never Die」というサブタイトルは象徴的に響き続け、まさに“死んだ後に本当の影響力が立ち上がる”という、ストリートの神話を体現したZINEとなった。デビル西岡は、メインストリームの編集者とも、サブカルの批評家とも違う。彼は “現場に住む編集者” だった。深夜のクラブ、路地裏のスケーター、旅に出たまま帰らないサーファー、名前のないローカルアーティスト……そういう、既存の文化地図に載らない連中を紙に掬い取ったのが cyxborg magazine だ。誌面は、整っていない。レイアウトは荒く、フォントはぶつかり合い、写真はノイズとブレの連続。だがそこにあるのは“制作物”ではなく、“カルチャーそのものが脈打つ生の状態”だ。音楽、スケート、アート、メディア、反骨、孤独、自由――これらが編集方針ではなく、“地面から湧き上がる現象”として存在している。「Deadman Never Die」とは、死んでも消えない現場の記憶、街に残る声、友人の影、仲間の笑い、文化の埋火が紙の上で再び燃え始めるという意味である。