SOLD OUT
この号は、ロングボード専門誌ながら枠を超え、“サーフィンそのものの本質”を探る特集号として位置づけられている。誌面タイトルにある「SURF STAR SPECIAL INTERVIEW」の通り、時代を築いた12名のサーフスターを迎え、彼らがサーフィンという行為にどう向き合ってきたかを率直に語ったインタビュー特集だ。登場するのは、例えば Tom Curren(トム・カレン)、Joel Tudor(ジョエル・チューダー)、Wayne “Rabbit” Bartholomew(ウェイン “ラビット” バーソロミュー)、Sean Thomson(ショーン・トムソン)、そして日本からは Ishii Hideaki(石井秀明)、Wakita Takayuki(脇田貴之)といった面々が名を連ねており、彼らがサーフィンを「どう感じ」「どう生きたか」が誌面の核となっている。 誌面構成は、各サーフスターのインタビューに併せてビジュアルが豊富で、海、波、ボード、サーファー自身の表情という“瞬間の切り取り”が随所に散りばめられている。ロングボード、ショートボードを問わず、“波に身をゆだねる”という共通項が浮かび上がり、「勝つために」「ただ楽しむために」ではなく「自分自身と波を向き合うために」というテーマが透けて見える。さらに、写真だけでなく言葉を重視し、彼らが語る「サーフィンという行為が人生に与えたもの」や「波の前に立つときの心の内側」にまで踏み込んだ内容になっている。 本号は、単なるギア紹介やトリップ紀行とは一線を画しており、サーフカルチャーの“意識的な側面”にフォーカスしている点が大きな魅力。読むことで、サーフィンを「波を滑る」以上のものとして捉えたい人、旅/ライフスタイル/精神性を含むサーフィンの深みを求める人にこそフィットする。写真を眺める楽しみはもちろん、彼らの言葉が持つストーリー性もまた、本誌を「永久保存版」として価値づける理由だ。