SOLD OUT
この創刊号は、日本のサーフィン誌として“クラシック”の名を冠するにふさわしい一冊。1970年代末から1980年代初頭という、サーフィンがまだ日本国内で「レジャー/趣味」から「カルチャー/ライフスタイル」へと動きはじめていた時期を捉えており、誌面にはその転換期特有のエネルギーと混沌が凝縮されている。誌名「Surfing Classic」が示す通り、誌面は単なるライディング写真やギア紹介にとどまらず、サーフィンの歴史/旅/ライフスタイルを俯瞰しようという意図を色濃く反映している。創刊号の大特集には、当時すでに日本のサーフシーンで存在感を放っていたジャーナリスト/サーフィン文化論者である 石井秀明 のインタビューが収められており、「サーフィンとは何か?日本でどこに向かおうとしているのか?」という問いかけを読者に投げかける。さらに海外トリップ記事として、南フランス・大磯・赤羽根・アラモアナなど多彩なポイントでのセッションが写真と文章で紹介され、日本のサーファーが国外に目を向け始めた動きを誌面に残している。誌面にはまた、当時のボードデザイン(ロング/ショート移行期)、地域ポイントの記録、旅支度、ローカルショップ・コミュニティのスナップなども並び、誌としての“記録性”が非常に高い。この号は、サーファーにとって“ただ波に乗る”以上の意味を与える雑誌の出発点であり、日本におけるサーフカルチャーの形成期を写した“初心を記録する資料”としての価値も持つ。